2018 年版 Gartner「デジタルアセット管理のマーケットガイド」は、DAM を導入している企業・組織が直面する今年度の最大の課題の一つを次のように定義しています。

グローバルな導入環境、つまり、複数のビジネスユニット、地域、言語、ユースケースにわたって分散しているコンテンツアセットのガバナンスとライフサイクル管理を組織全体でサポートする必要のある、中規模から大規模の企業。[1]

DAM をグローバルに導入するには何が必要でしょうか。また、ビジネスユニット間の連携だけでなく、世界中で連携できるよう適切なDAM ベンダーを選択するには、どうすればよいでしょうか。

2018 年以降にデジタルアセット管理市場の原動力となるトレンド

リッチメディアは急速な発展を遂げ、メタデータは未だかつてない量に増大し、コンテンツの需要は年々増加しています。こうした中でメディアおよびデジタルアセットを管理することは、1 つの部門内であっても困難を伴う可能性があります。

コラボレーションDAM

また、世界の他の地域のビジネスユニットが関わることからプロセスが複雑になり、問題はさらに増大します。つまり、コンテンツが複数のローカルフォルダにダウンロードされ、複数の異なる部門によって管理され、社内外のレビュー担当者によって改訂される場合、バージョン管理はもはや不可能なものとなります

使用権が複雑になりすぎて複数の国にまたがって管理できなくなると、各オフィスが互いにまったく異なるリソースを購入して使い始めたり、知的財産に関連したコンプライアンスリスクを冒して他の地域からのクリエイティブコンテンツを再利用したりします。

Slack をはじめとしたコラボレーションツールは、数千キロ離れた場所にいる同僚との連携を可能にしますが、ファイル転送機能はこのペースについて行けていません。リッチメディアファイル形式が多様化し、そのサイズが増大するに伴い(3D グラフィックスや 360 度の動画など)、ファイル転送が遅く帯域幅消費量が多い状況は、グローバルなコラボレーションを困難で時間のかかるものにしています。その結果、自然発生的でクリエイティブなつながりよりも、「早めに準備して待つ」ような対応が多く見られるようになっています。

Gartner は次のように分析しています。

DAM ベンダーは、3D グラフィックスや 360 度の動画などの没入型コンテンツ形式を管理、表示し、対話的に操作してコラボレーションするための機能をマーケター向けに追加しています。[1]

ただし、世界中を対象とした革新的なコラボレーション機能をすべての DAM がベンダーが提供できているわけではありません。

検索とダウンロードの高速化

従来の DAM と異なり、Nuxeo は、使い終わったアセットがアーカイブに入れられる廃棄場のような場所ではありません。Nuxeo Platform を使用することで、自分がどこにいても、どのような種類のファイルで作業していても、コンテンツの検索、作成、管理、意味付け、公開、再利用を、開発のあらゆる段階で容易に行うことができます。

Nuxeo は、大規模なグローバルコンテンツを管理したり、複数の国にまたがってコラボレーションしたり、複数の地域に分散した部門間でコンテンツを効率的に再利用したりする必要のある組織のために、世界 No.1 のソリューションを開発していると自負しています。

デジタルアセット検索

Nuxeo を使用してリッチメディアを検索すると、結果が即座に返され、極めて高解像度の動画でさえもプレビューすることが可能です。このことは、検索対象のコンテンツがもともと自国内に格納されていたか、世界の別の国や地域に格納されていたかにかかわらず当てはまります。つまり、ユーザは閲覧する権利を与えられていれば、あらゆるコンテンツをすぐに表示することができます。

それでは、コンテンツのレビューに世界各地からのフィードバックを組み込みたい場合はどうでしょうか。Nuxeo Edge Cacheを使用すれば、複数の国にまたがるファイル転送を高速で行うことができ、チームのワークフローに対する影響も抑えることができます。企業は、世界各地の自社拠点の近くにあるキャッシュにバイナリを安全に格納し、キャッシュを高速同期することで、コンテンツのダウンロードに要する時間を最大で 95%短縮し、帯域幅消費量を 90%削減することが可能になります。

国際的なコンプライアンスとローカリゼーション

Nuxeo を使用すると、使用権を正しく理解してそれに従うことも簡単になります。使用権に関するデータを特定のアセットに関連付けて格納することで、複数のアセットを使用するキャンペーンで作業しているユーザは、各コンポーネントの国際的使用権に関する情報を容易に見つけられるようになります。

使用権をきめ細かに管理できるため、特定の国や地域での使用が禁止されているコンテンツのアクセス許可を制限することもできます。アクセス許可を制限することで、これらのコンテンツは禁止地域のユーザ向けの検索結果に表示されなくなるため、不適切な地域でコンテンツを公開することによってコンプライアンスリスクや広報上の問題を招くリスクを防げるようになります。

コンテンツのグローバリゼーション

Nuxeo のローカリゼーション機能では、アセットをグローバルに再利用する際の時間のかかる煩雑な作業を自動化できます。たとえば、一部の国や地域でしか使用されない特定のマーケティング用語や製品説明にフラグを付けて、別の国や地域で使用する前に変更を加えるよう促すことができます。自動化されたローカリゼーションワークフローでは、クリエイティブ関連の操作が合理化され、コンテンツの言語や画像、その他のキャンペーンアセットの変更を今まで以上に迅速に行えます。

グローバルなアナリティクスがもたらす高度なインサイト

グローバルアナリティクスDAM

今日のグローバル企業は、互いに完全に独立したライブラリにコンテンツを格納している場合がほとんどです。コンテンツのパフォーマンスを検証するアナリティクスアプリケーションでさえも、単一の拠点または地域内に存在するコンテンツにしか関連付けられていないのが一般的です。その結果、コンテンツの使用状況やパフォーマンスをグローバル規模で比較分析するのがほぼ不可能です。

Nuxeo では、あらゆるユーザイベントとデータ状態が自動的に収集され、レポートの作成と分析を Nuxeo のインタフェース内で直接実行できます。コンテンツのパフォーマンスを一定の期間にわたり世界中で追跡したり、新しい承認ワークフローを正しく利用できていないオフィスを特定したりすることが可能です。また、仕掛品の適時性が拠点間でどのように異なるかを調べて、コンテンツの作成および公開に関連した納期や推定所要時間の精度を高めることができます。

合理化されたプロセスによって、成功したキャンペーンを様々な地域で再利用することも可能です。すべてのソースアセットが終了済みキャンペーンに DAM インタフェース内で関連付けられるため、アトミック化やリミックスの対象とするコンテンツを容易に発見することができます。

[1]Gartner「Market Guide for Digital Asset Management」(Bryan Yeager 著、2018 年 6 月 4 日)


出典:Gartner「Market Guide for Digital Asset Management」(Bryan Yeager 著、2018 年 6 月 4 日)

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