LTS 2016 向け Web UI 1.0 が遂にリリース!
Web UI」は Nuxeo Content Services Platform向けの最新 Web クライアントです。応答性に優れて設定可能、かつ拡張性の高い Web UI は、さまざまな新しい UX 機能を備え、Web Components 標準を活用した最新の JavaScript スタック(Polymer)上に構築されています。Web UI 1.0 がリリースされ、Nuxeo Platform LTS 2016 向けに提供が開始されたことを喜んでお知らせいたします!つまり、今後はユーザ向けメイン UI として Web UI を選択し、設定と拡張を行って、LTS 2016 向けにリリースされたホットフィックスのメリットを得ることが可能になります。
Web UI のリリースサイクル Web UI は Nuxeo Platform のリリースサイクルに従います。
すなわち、LTS 2016 向け Web UI の機能範囲は現在凍結されており、新機能は「ファストトラック」リリースサイクルに従って提供されることになります。そのため、次回リリースされる Web UI のバージョンは Nuxeo Platform 9.2 向け Web UI アドオンとなり(7 月にリリース)、それに続いて Nuxeo Platform 9.3 向けアドオンがリリースされるというサイクルが、LTS 2017 が 11 月にリリースされるまで続けられます。ただし、既存のアドオンには例外が適用される場合があります。たとえば、既存のアドオンを LTS 2016 向け Web UI に移植する必要のあるお客様については、お客様のケースを評価したうえで、その実現可能性を検討いたします。便益を図るために主要アドオンはすでに移植されていますが、プラットフォームにネイティブで統合されるその他のアドオン(Diff、スマート検索など)は LTS 2016 向けに移植されません。
Studio を使用した Web UI の設定 Nuxeo では、
Web UI アドオンの実装だけでなく、この新しい UI を設定およびカスタマイズするための新しいStudioエディタのセット、「View Designer」の実装にも注力しています。このView Designerを使用すると、以下をはじめとした Web UI 内の実質上すべての要素を設定し、拡張できるようになります。
- 文書フォーム
- ワークフロー
- ピル(別名「タブ」)
- ダッシュボード画面
- 検索画面 - フォルダビュー
- 文書アクション
- ツリールートのブラウズ その他
フィードバックをさらに得てから全面的に運用開始することを予定しているため、View Designer はまだ完全には公開されていません。お客様は、サポートヘルプデスクを通じて View Designer へのアクセスをリクエストできます。必要なドキュメント、Hyland University の各トラックおよびチュートリアルには、以下のリンクからアクセスできます。
Hyland University
コース:
トラック:
チュートリアル:
JSF からの移行 JSF
アプリケーションに基づくプロジェクトを移行する必要がある場合は、カスタマイズの内容を新しいコンセプトにマッピングできます。Nuxeo は、JSF から Web UI にフォームの定義を移行するためのツールを今年中に提供する予定です。このツールにより、HTML ファイルの生成に要する時間を短縮することができます。また、タブとユーザアクションの移行に関するヘルプも提供する予定です。
ロードマップ
今後数か月間で View Designer に関するフィードバックを皆様から収集し、ユーザ/開発エクスペリエンスのさらなる向上を図ります。
以下は、今後重点的に取り扱う Web UI 関連トピックの例です。 - 検索結果でのテキストのハイライト表示 - 複数ページにまたがる検索結果のスクロール - コンテンツの一括ダウンロード - メタデータレイアウトの修正
Web UI のロードマップにはこちらからアクセスできます。また、LTS 2017 に Polymer 2.0 を使用するかどうかの評価も現在進めていますので、今後の進展にご注目ください!