私がお客様との対話で心から楽しいと思うことの一つに、お客様が自分とまったく違う視点で物事を考えていることを知って驚かされたり、今まで当たり前だと思っていたことを再検証させられたりすることがあります。

たとえば先週も、あるお客様との会合の場で、Nuxeoの「オープンキッチン」アプローチとは何であり、それが製品開発やロードマップ、当社という組織にどのように浸透しているかについて問われました。

オープンキッチンの意味とは

このお客様の視点については後で触れることにし、まず、オープンキッチンとは何であり、Nuxeoにとってそれが何を意味するかについてお話ししましょう。

フランスで創設された会社に勤務する身にとって最大の楽しみの一つに、パリで過ごせる時間が多いということが挙げられます。それはまた、世界屈指の料理の数々を楽しめるという意味でもあります。幸運なことに、当社のCEOであるEric Barrocaが食通であり、ワインにも通じているおかげで(カリフォルニアワインについては、彼とは意見が合わないかもしれませんが)、パリの美味しいレストランを何軒も彼に紹介してもらいました。その中でも私のお気に入りは、パリ18区にあるNuxeoオフィスからわずか数ブロックのところにある小さな店構えの「Polissons」です。

![オープンキッチン](/blog/open-kitchen ?make_link=true)

フランスの多くのレストランがそうであるように、「Polissons」にはオープンキッチンがあります。この写真を見ておわかりのとおり、店内の一番奥に、誰でも中を見れるよう開放的なキッチンが広がっています。なぜこれが重要なのでしょうか。店で提供されている一皿一皿の料理にどのような質の食材が使われ、どのような注意が払われているかを、目で見て確かめることができるからです。料理が調理される前に、すべての食材を見て確かめることができます。シェフの腕前を観察し、料理の段取りを目の当たりに見ることができます。つまり、オープンキッチンでは、さまざまな料理がどのようにして作られているのかを店の客が直接見て確かめることができ、そのことが最終的には料理の質の大幅な向上につながると考えられています。

Nuxeoのキッチンへようこそ!オープンソース料理をお楽しみください!

フランス料理でうまくいくアプローチなら、ソフトウェア開発でもうまくいくに違いありません。

Nuxeoのアプローチはいたってシンプルです。隠しごとや偽りごとは一切なし、あるのは質の高いコードだけです。これがオープンキッチンの本質です。Nuxeoによって開発されているソフトウェアにどのような質のコードが使われ、どのような注意が払われているかを知りたければ、自分で見て確かめることができます。

この根底にあるのが、Nuxeoがオープンソースソフトウェアであるという事実です。Nuxeo Platformのすべての食材が、誰でも見れるようになっています。NuxeoのソフトウェアはGitHubで見つけることができます。GitHubでNuxeoコードのコントリビューターになってませんか。

透明性の高い製品ロードマップ公開ベンチマーク

![Nuxeoロードマップ](/blog/nuxeo-roadmap ?make_link=true,float=right)

NuxeoのウェブサイトからNuxeoソフトウェアの最新バージョンも入手できます。www.nuxeo.com/downloadsにアクセスしてダウンロードしてください。このサイトから、以前のバージョンのNuxeo Platformもダウンロードできます。また、ソフトウェアをローカルにインストールしたくない場合は、AmazonあるいはAzureのマーケットプレイスにアクセスすれば、わずか数分でNuxeoソフトウェアを導入できます。

ただし、Nuxeoのオープンキッチンアプローチはここで終わるわけではありません。製品の開発計画や市場投入計画を知りたければ、レストランのメニューを見るような手軽さで、公開の製品ロードマップを確認できます。皆さんもきっと読まれたことでしょう。

Nuxeoは、イノベーションを迅速に進めて約束を果たす能力を自負しており、Nuxeoロードマップを誰でも閲覧できるようオンラインで公開しています。Nuxeoの今後の計画について興味がおありでしたら、ぜひこちらをクリックするか、doc.nuxeo.comにアクセスして、Nuxeoで発行している各種ドキュメントと製品ロードマップをご覧ください。公開ロードマップの例を右側に示します。このロードマップは、Google VisionやAmazon Rekognitionなどの人気のAIエンジンに対応したカスタムの機械学習モデルをサポートするため、次期リリースに向けて進めている開発活動を示したものです。

情報の透明化はこれだけにとどまりません。

Nuxeoでは、全製品リリースと週に1回の継続的統合アップデートを対象に、パフォーマンスベンチマークも公開しています。Nuxeoのコンテンツサービスプラットフォームは、今日販売されているものの中で最も効率的でパフォーマンスに優れているという自信があるからこそ、そのことを証明するデータをこのように全面的に公開しています。一つだけ注意が必要なこととして、ベンチマークにアクセスするために登録手続きが必要になりますが、登録さえすれば、benchmarks.nuxeo.comからすべてのデータにアクセスできるようになります。

オープンソースであることの誇り

ところで私は、Nuxeoとオープンソースについて質問されることがよくあります。

ここで念のためもう一度言っておきますが、Nuxeoはオープンソースです

Nuxeo Platformは無料でダウンロードできます(上記参照)。Nuxeo製品の機能縮小版でも、何らかのかたちで制限や制約があるわけでもありません。また、オンラインでNuxeoの各種ドキュメントに無償でアクセスできます。つまり、Nuxeoをダウンロードして、それをプラットフォームにして開発を始めることが可能です。さらに、簡単な登録手続きさえすれば、Nuxeo Studio(Nuxeoをベースにした新しいコンテンツアプリケーションの構成と開発を容易化するSaaSツール)の試用版を30日間利用することもできます。

年間サブスクリプションの特典を知りたい方のためにご説明しておきましょう。まず、Nuxeoオンラインサービスに継続的にアクセスできるようになります。これには、Nuxeo StudioとNuxeo Marketplaceが含まれ、Nuxeo Platformの追加的機能を使用できるようにするプラグインとパッケージが60個以上用意されています。また、製品のフルサポートも利用でき、これによって、非常に大規模で要求度の高いエンタープライズ環境においてもNuxeoを実行することが可能になります。

要するに、Nuxeoでは実に充実した機能とサポートを無料で利用できます。このように、Nuxeoは真のオープンソーステクノロジーであることに誇りをもっています。有料サブスクリプションには、これよりさらに豊富な特典がつくことは言うまでもありません。

透明性の文化

ここで、お客様との先週の会合に話が戻ります。Nuxeoのオープンキッチンアプローチについてこのお客様に説明したところ、意外な反応が返ってきました。
「ロードマップとベンチマークを公開できるほど自信のある会社を、これまで見たことがありません。」

お客様のこの言葉は私をはっとさせるものでした。考えてみれば、Nuxeoに加わってから18か月が経ち、以前の勤務先やポジションでは聞いたことのなかったこのアプローチを、当たり前のものと考えるようになっていたのです。ロードマップを公開することなど考えられませんでした。パフォーマンスベンチマークを開示することなどもってのほかでした。お客様がコードに直接アクセスし、ソフトウェアを無料でダウンロードできるようにすることなど、ありえませんでした。

Nuxeoはその点で非常にユニークであり、その根底にあるのが優れた企業文化です。

![働きがいのある職場](/about/nuxeo-offices-12 ?make_link=true,w=450,float=right)

端的に言って、オープン性と透明性を追求するこの文化は、Nuxeoのあらゆる側面に浸透しています。皆さんがNuxeoのお客様またはパートナー企業で、当社の将来的な方向性やビジネスの展望を知りたい場合は、お気軽にお尋ねください。すぐにお答えします。また、Nuxeoの社員は、各自の業績や目標達成状況についての直接的でオープン、かつ率直なフィードバックを受けることができます。経営幹部か一般社員かは問いません。

Nuxeoが掲げる目標は業界最高レベルのコンテンツサービスプラットフォームを生み出すことです。そして、透明性の高い文化、つまりオープンキッチンこそが成果物の向上につながると考えます。

もう一度言いますが、Nuxeoのキッチンは誰でも中をのぞくことができるオープンキッチンです。食材に何が使われているかを見て確認できます。このことは、レシピと成果物にも当てはまります。誇大広告も、根拠のない主張もなければ、偽りもありません。そこにあるのは、質の高いコードだけです。

Nuxeoはオープンキッチンアプローチを採用しています。オープンキッチンです。どうぞお入りください。