注記:この記事は、「コンテンツの爆発的増加への対処」に関するシリーズの6回目の投稿です。前回までの投稿では以下に重点が置かれました。
1.コンテンツの爆発的増加
2.ソリューションの採用の促進
3.全コンテンツを一箇所にまとめようとすることが賢明でない理由と、その代わりに何を行うべきか
4.クラウドのパワーとクラウドサービスを活用した、より簡単かつ効果的なDAMの実現
5.アセットのコスト削減と利益の向上 - 3つの導入事例

ワークフローは扱いにくいシステムです。ある広告代理店のCIOの言葉を借りれば、誰もがワークフローを欲しがって手に入れますが、手に入れた途端に嫌気がさして使いたがらなくなります。

そうは言うものの、世界中のクリエイティブチームやマーケティングマネージャが日々の業務で直面している、大量のプロジェクトやタスク、納期、単発的なリクエストを管理するには、それを可能にする何かが必要であることは明らかです。本シリーズの1回目のブログで言及したとおり、今日、実に多くのコラボレーションが手作業に基づいて行われており、せいぜい使われているものと言えば、AsanaやWrike、Trelloなど、特定目的のための小規模チーム向けツールぐらいです。

それは、今日存在するクリエイティブワークフローツールが、コンテンツ管理システム用に設計されているわけでも、これらのシステムと緊密に連動するわけでもないからです。コンテンツ管理ベンダから提供されているエンタープライズレベルのツールは、極めて使いにくく、大量のカスタマイゼーションが必要となり、変更を加えるのが一苦労です。

ワークフローを正しく利用すると、どのようなメリットがもたらされるかについて、以下に例を示しながらご説明します。

最初の例は、クリエイティブのレビュー/承認プロセスです。次の図に示すチームがあるとします。

アリスは写真家ジョシュに写真撮影を依頼して、キャンペーンの画像を入手しました。

ジョシュは自分のやり方を貫く独立心の強い人ですから、クライアントごとに新しいシステムにログインすることはせず、Dropboxを愛用しています。

彼が自分のDropboxアカウントに撮影画像を投稿すると、Nuxeo Platformは自動的にそれらのインデックスを作成し、画像自体を移動することなく、Nuxeo Visionクラウドサービスを使用してタグを自動的に追加します。

高性能でユーザフレンドリーな検索機能により、アリスは自分が探しているものをシステム内ですぐに見つけ出し、気に入った画像を選んでクリエイティブチームと共有して広告を制作します。

プロジェクトを任されているボブは、愛用のツールPhotoshopで作業します。彼はAdobe CreativeアプリケーションからNuxeo Platformにアクセスして広告を制作し、デスクトップから離れずに、レビュー用の広告を送信することもできます。

アートディレクターのリサは、そのコンテンツをレビューして注釈をつけ、それをボブに送り返すことができます。しかし、問題がなければ、クリエイティブ承認済みとしてマークを付けることができます。

アリスは最終チェックをしてから、Rainierの小売顧客が選択できるようにブランドポータルに広告を公開します。

Sporting Goodsリテールマーケティングマネージャーのジュリーは、Rainierのブランドポータルにログインし、希望するブランドを選び、すぐに必要な資産をダウンロードすることができます。

以下のデモビデオをご覧いただくと、そのシステムがどのように機能するのかが分かります。

 

2番目のワークフロー成功事例は、本シリーズの1回目の投稿で言及した、Nuxeoのお客様であるTBWAに関するものです。TBWAは、あるクライアントのグローバルキャンペーン向けに権利管理の方法を改善したいと考えており、ソフトウェア開発を一切行わずにNuxeo Platformを導入することに成功しました。

この成功事例をまだ読んでいない場合は、こちらからご確認いただけます。TBWAはNuxeoのソリューションを利用して、マスターと翻案/改作の関連付けに加え、撮影者/モデルとマスター、ライセンス権と各アセット、翻案/改作と所在国などの関連付けも行うことができました。

これにより、各ステークホルダーのニーズが次のように満たされました。

  • クライアントの本社は、コンテンツを正しく管理し、制作プロセスを透明化して、コスト効率を高めるほか、使用権を世界中で管理できるようになりました。
  • クライアントの各国組織は、これまで手作業で行ってきたプロセスを自動化して、誤り率の改善と時間の節約を実現し、本社との連携を強め、フィードバックと承認のプロセスを容易化しました。
  • TBWAは業務の効率化とプロセスの透明化を達成し、クライアントの満足度を高めることに成功しました。

シリーズの次回の投稿では、システムに標準装備された限定的なサポート機能に拘束されることなく、任意のコンテンツタイプと配信チャネルを必要に応じてオープンにサポートできるようにする方法についてご説明します。