Nuxeoは最近、大手食品ブランドにデジタルアセット管理のソリューションを導入し、アセットの作成、配信、再使用に伴う課題の解決をサポートしました。

##DAMとPIMシステムを接続してEコマースをサポート
この大手食品メーカーでは、Nuxeoのデジタルアセット管理(DAM)が導入されるまで、手作業のプロセスに多くを依存していました。ブランドのコピー開発の業務は、流通チャネルごとに担当者が分かれていました。信頼できる一元化された情報源が存在しなかったため、営業担当者や小売店は、ブランドの画像や製品情報をGoogle検索から取得していて、それが最新の画像かどうかも分からずに使用している状況でした。

NuxeoのDAMは、この会社の画像ライブラリとPIMシステムを接続することで、製品ラベル、原材料名、画像などに加えられる変更を、すべてのEコマースチャネルに毎日自動的に反映させられるようにしました。今では小売店や営業担当者も、ブランドの画像ポータルにアクセスして、承認済みの最新の画像を取得できます。

##写真のライフサイクル管理を向上
この食品メーカーでは、ほとんどの写真撮影に社外ベンダーを使用していて、これらのベンダーと長期的に取引することを望んでいました。しかし、既存の画像を検索して再使用するには、これらの外部ベンダーに対応してもらう必要があり、検索するごとにコストが生じていました。ブランドの画像が、広告代理店の「人質」に取られたかのような体制になっていたのです。検索と再使用のリクエストは、通常、手作業で行なわれていました。アセットのPDFや製品情報のスプレッドシートを添付してメールを送信していましたが、これでは検索に不便で、対応が遅れることもありました。

食品メーカーのDAM

NuxeoのDAMが導入されたことで、今では製品やブランドの画像が中央リポジトリから提供されるようになり、セルフサービスでアセットを再使用できるようになったため、外部ベンダーに検索のリクエストを出す必要はなくなりました。

##ワークフローを自動化
クリエイティブ業務の複雑なワークフローでは、法務部の確認が求められることもあります。このため、この食品メーカーでは、柔軟なアノテーション機能を必要としていました。クリエイティブ担当者が様々な部署向けのマークアップスタンプを付けてコメントし、法務部のコンプライアンスチームが閲覧する際には法務関連のアノテーションだけが見えるようにするためです。