不動産会社Vilogiaは、2009年にNuxeoを使用することを決定しました。同社は、すべてのコンテンツを格納する中心的ロケーションを提供するエンタープライズコンテンツ管理ソリューションを探していました。そのソリューションは、Webベースであることが必要であり、同社所有の各種プラットフォーム(Windows、AS400、Linuxなど)をサポートするためにJavaを使用して構築されました。
2つの主要な使用事例があります。

  • 同社では、別のプロジェクトにかかわる担当者間で文書を共有する必要があった。これは、エンタープライズコンテンツ管理の標準的な使用例である。
  • 数種類のアプリケーションのバックエンドに文書を格納することができるプラットフォームを入手する必要があった。
    Nuxeoと他のECMソリューションを使用する使用例をサポートする概念実証を策定した後に、Nuxeoが簡単に拡張でき、面倒が少ないことがわかりました。
    Vilogiaにはオープンソースソリューションを選択してきた歴史があります。同社は、イントラネット用のLiferayやインターネット用のJoomla!を使用します。Nuxeoはこれを補完する理想的なツールでした。実際に、Nuxeo Studioは、ドキュメントタイプの拡張をサポートし、自動化APIを実装することで、同社のニーズの90%をサポートしています。
    Vilogiaは、当初、文書共有のためにNuxeoを運用開始しましたが、2013年に最初の組み込みアプリケーションの開発を始めました。
    Vilogiaが現在までNuxeoを活用してきた方法を3つ紹介します。

CRM統合

背景

2013年に、Vilogiaは、新たなコールセンターを立上げ、旧コールセンターの活動やエージェントを社内化しました。コールセンターのエージェントに対応するクライアントの単一ビューを提供する商用のCRMアプリケーションを実装しましたが、同時に、CRMを介してアクセスすることができ、クライアントのドキュメントを格納する場所が必要となります。
このアプローチは、ファイルシステムにドキュメントを格納するには良かったかもしれませんが、インデックス作成やワークフローなどの機能を提供せず、ユーザがCRM内からドキュメントを取得することもできないことになります。
このCRMは商用のクローズドソースソリューションですが、WEBおよびJavaベースだったため、Vilogiaが構築したVaadin電子メールソリューションと簡単に相互接続することができました。次のステップは、文書保存のためにNuxeoを統合することでした。

課題

文書の保存は簡単でしたが、Nuxeoはまた、Vaadinメールアプリに代わって文書を収集して、すべての電子メールをダウンロードし、そのインデックスを作成し、より多くの情報を得るためにCRMにそれらを送信して、処理する必要がありました(受信メールには、通常、関連する顧客を確認する情報がすべて記載されているわけではありません)。
一緒に統合するにはいくつかの異なるアプリケーション(CRM、Nuxeo、Vaadinメールジェネレータ)で、Vilogiaは、その使用例をすべてを扱うことになる、単純でかつ効率的なアーキテクチャを構築しておく必要がありました。
こうした開発は特にNuxeoが扱う課題ではありませんが、Nuxeoは、すべての開発者が使用できる標準的なオートメーションインタフェースを提供することで、アーキテクチャを大幅に簡素化するのに役立ちました。

結果

Vilogiaが経験した最大の定性的なメリットは、顧客関係の改善でした。コンタクトセンターの従業員は、クライアントとのすべての交信に関して一貫性のある情報を単一の画面上で利用できました。

ロードマップ

Vilogiaのコンタクトセンターは、商用コール(取引、料金など)と技術的なコール(家主タイプの問題)の2種類の問い合わせを受け付けます。現在のソリューションは商用コールをサポートすることですが、次のステップは技術的なコールのサポートになります。しかし、商用コールの使用例が20種類なのに対して、技術的なコールの使用例(漏れ、壁のひびなど)は数百種類もあります。CRMは、コールセンターのエージェントが適切な情報をすべて確保できるように、各リース(部屋、窓、洗面台、浴槽の数など)の技術的な詳細を処理するERPシステムと統合する必要があります。

Nuxeo GUI

背景

Nuxeoの標準インタフェースは、多機能のため、技術通でない人には操作が複雑になることもあります。単に文書を確認したいだけの人からの電話も、頻繁に処理していました。また、外部の人と文書を共有するのにもNuxeoを使用していました。
こうした人に必要なものは、特別なトレーニングを受けることなく、文書の閲覧と表示ができるように送信できる簡単なリンク/ログインでした。そのため、Vilogiaは、文書の共有、閲覧、検索ができる基本的で簡単なインタフェースの構築を決定しました。

ソリューション

Vilogiaは、Vaadinウェブアプリケーションを実装し、Nuxeoの自動化を使用しました。

課題

Nuxeo自動化インタフェースはこのタイプのアプリケーションを可能にするように設計されているので、重大な課題は存在しませんでした。Vilogiaの
最大の課題は、ユーザフレンドリーでタブレットで機能性を発揮するインタフェースの設計でした。

結果

この基本的なWebアプリケーションを実装すると、標準ビューで文書の閲覧と検索が非常に簡単に行えるので、ホットラインコールは大幅に減少しました。

ロードマップ

文書をアップロード/変更できるようにしたい強い誘惑もありますが、VilogiaではNuxeoインタフェース全体を書き換えることは希望していません。検索やブラウジングを強化することになるかもしれませんが、このアプリケーションは、Nuxeoに格納されている文書に簡単にアクセスできるようにすることを目的としています。

GoogleLite検索アプリ

背景

Vilogiaは、Nuxeoに格納されている28,000件以上の文書を使用して、Nuxeoの検索結果の関連性を高めることで、ユーザが探している文書を迅速かつ視覚的に特定できるようにしたいと考えました。スニペットの処理のためにApache SolRを統合することにより、検索をGoogleのように行うことが求められました。

課題

開始時点では、Vilogiaは、これがうまくいくかどうか分からず、Nuxeoのソースコードを深く解析しなければならなくなって、法外な費用がかかるかもしれないことを懸念していました。
それでも、同社は実現できると確信していました。そのため、できるだけ面倒が生じないようにカスタムコードの注入場所を把握することが最大の課題となりました。また、挿入と取り外しが簡単なプラグインも求められていました。

結果

機能させるために、同社は適切な拡張ポイントを見つけました - Nuxeo表示ウィジェットのSolRQuery DocPageProviderと、4~5ページのプロバイダで、PageProviderクラスをオーバーロードしました。プロジェクトを完了する作業量が非常に少なく、わずか3日間で終わったことが、うれしい驚きでした。
このソリューションは、2013年末か2014年始めにリリースされる予定です。

ロードマップ

Google-Lite検索アプリには、非常に具体的かつ標的を絞った要件があります。現在、デフォルト1\の代わりに、2~3パラグラフの表示を選択することによって、検索を拡張することができます。Vilogiaは、(AutoCADのドキュメントなど)Apache SolRでは簡単にインデックスを付けることができない各種文書のインデックス付けなどの新しい技術要件を確認していくことになります。

読む時間がない場合は

CRM統合

  • CRM、Vaadinとの統合
  • 150人のユーザ
  • 21,000件の文書(9 GB) SimpleNuxeo GUI
  • Vaadinとの統合
  • 1200人のユーザ
  • 28,000件の文書(30 GB) GoogleLite検索App
  • Apache SolRとの統合
  • 1200人のユーザ
  • 28,000件の文書(30 GB)

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